【花と緑の散策】

東京ディズニーリゾートには四季折々に見頃を迎える植物がたくさん！
これからの季節にパークで見ることができる植物をご紹介します。


＜東京ディズニーランド＞




 

【ブッドレア：Buddleja davidii】

科名／属名：フジウツギ科フジウツギ属
原産地：南北アメリカ、南アフリカ、アジア
見頃：6月～9月
場所：「ホーンテッドマンション」付近／ファンタジーランド

和名はフサフジウツギといいますが、一般的にはブッドレアと呼ばれています。花色は白、ピンク、紫、紫紅がありますが、個人的には紫系の色の花が好きです。落葉低木で高さ5ｍくらいまで成長しますが、大きさのコントロールや、春からの育成を良好にするために、花芽ができる春前3月頃には、剪定や枝の整理・切り戻し作業を終わらせましょう。
「ホーンテッドマンション」のブッドレアは薄紫色の花を咲かせますが、その花色と草姿は、おごそかで不気味な雰囲気を漂わせている重厚なレンガ造りの建物と絶妙にマッチしています。まだ私が若かった頃、ウォルト・ディズニー・イマジニアリングの方から、英語名はbutterfly bushということを教えてもらい、素敵な名前だなと感じた思い出があります。いまでも、私が好きな植物のひとつです。

＜東京ディズニーシー＞




 

【ナギ：Podocarpus nagi】

科名／属名：マキ科マキ属
原産地：日本の暖かい地域
見頃：通年
場所：「ニューヨーク・デリ」付近／アメリカンウォーターフロント

「ニューヨーク・デリ」の前に行くと、青みがかった楕円形の葉をもつ樹木が立っています。ナギという名前をもつその樹木は、見た目は広葉樹に見えますが、じつは針葉樹の仲間です。成長は大変遅く、いつ見ても形や大きさが同じ、という印象があります。神社の中には、ナギの巨木がある社もあり、途方もない年月が積み重なっていることを感じることができます。
ナギは、自己主張はありませんが、独特の存在感があるというちょっと不思議な樹木です。これも、ナギ自体が持っている品格や美しさゆえなのかもしれません。また、葉をちぎろうとしてもなかなか切れないことから、縁結びの木となっている地域もあるようです。ミュージカルファンと役者が集うお店「ニューヨーク・デリ」では、今日も素敵な出会いが生まれているかもしれませんね。

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ここからは、ほかにも見頃を迎える植物の名前をいくつかご紹介します。
ご来園の際はぜひ、パークならではの風景といっしょに写真におさめてみてくださいね。




 

【スイレンボク：Grewia occidentalis】

科名／属名：シナノキ科ウオトリギ属
原産地：南アフリカ
見頃：7月～9月
場所：「スイスファミリー・ツリーハウス前」付近／アドベンチャーランド

 

【ザクロ：Punica granatum】

科名／属名：ミソハギ科ザクロ属
原産地：小アジア、アフガニスタン、ヒマラヤ
見頃：7月～8月（実）
場所：「ハングリーベア・レストラン」付近／ウエスタンランド

 

【ヘメロカリス：Hemerocallis sp.】

科名／属名：ユリ科ヘメロカリス属
原産地：アジア東部
見頃：7月～8月
場所：「アーント・ペグズ・ヴィレッジストア」付近／アメリカンウォーターフロント（ケープコッド）

 

【サルスベリ：Lagerstroemia indica】

科名／属名：ミソハギ科サルスベリ属
原産地：中国
見頃：7月～9月
場所：「ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ」付近／メディテレーニアンハーバー

いかがでしたか？パークにはたくさんの植物が植えられています。
気になる植物があったら、ぜひおしえてくださいね。

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※パークの状況によって、予告なく植物が植え替えになる場合があります。ご了承ください。
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